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アサワ(妻)はフィリピーナ

アサワ(妻)はフィリピーナ

(その十一)

フィリピン女性との結婚(その十一)


昼食をガンガン食べられた後、ホテルに戻りました。
今日は妹と友人が来てくれます。
母親には「来ないでいい。」と言ってあります。
来ると卒倒しかねないお国柄なので(涙)。

昼食を終えると、妹と友人を迎えに行かないといけない時刻になります。
それにしてものんびりしてる。

大丈夫なのか?(^-^;

1時に出ないと間に合わないと思って、焦っている私に、バクラ(オカマ)はホテルの中で私を椅子に座らせ、チョキチョキと散髪をはじめました。
彼女も黙って見ています。
そうか。すぐに済むんだな。と思っていたら、1時になりました。


「おい!1時になったぞ!」

「ダイジョウブ。2時デショ。」

「なんでや!1時に出なあかんやろ!」

どうやら1時間時刻を間違えていたようです。

髪の毛をセットしやすくなるためか、アボガド油?を頭にベットリ塗られたまま(怪しい!)、空港に向かいました。
と言っても、私が運転してるわけじゃありません。
結婚式の出席者の一人がドライバーです。

時間がないのに、何故かクルマは反対方向に進みます。

ん?近道があるのか?
と思ったが

尋ねると

「アレ?マネーチェンジャーに行くンジャナイノ?」

と言いました。
ダメだ!こりゃ!


大幅に遅れて行くと、妹と友人はもう来ています。

「何?その怪しい頭?(爆)」

と二人に爆笑されました。なんとか二人をホテルにチェックインさせてから、私の頭をちゃんとして?、彼女の髪をカットして、ウェディングドレスを着せました。

二人一緒の部屋から一緒に出るのは、さすがのフィリピンでも問題があるらしく、別々に出る事になりました。

結婚式は6時からです。
5時に着いていなければならないという予定でしたが、私が着いたのが6時前。彼女が着いたのは6時40分でした。

でも誰も文句は言いません。
(さすが、フィリピン!)

神父さんが来ないと始まらないのですが、
神父さんが来たのは7時。

フィリピンタイムとは知ってはいてもやっぱり驚きの連続でした。
そんなこんなで二人はようやく夫婦になりました。

バンザーイ!

ん?

喜んでいる人は誰ですか?


私の奴隷人生スタートです(涙)。



次回に続きます。



その十二へ








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